20年近い韓ドラ視聴歴を誇るワタクシ、正しくは「復讐・愛憎劇視聴歴20年」と言った方がしっくり来るワタクシの、今回の韓ドラあるあるは、そんな復讐劇にまつわる、誰もが「それな!」と手を打ちたくなるであろう、お話でございます。
この記事の内容
韓国ドラマの復讐劇 無くてはならない復讐部屋
韓国ドラマの復讐劇には6割…いや、7割…それとも8割くらい?(ハッキリしろ)、とにかく、かなりの高確率で登場する「復讐のための隠し部屋」。そこに1歩足を踏み入れたなら、部屋の持ち主の心の奥底からあふれ出る、どす黒い恨みつらみを、アナタはきっと痛いほどに感じるはず(入ったことあるのか!って突っ込まないで)。
壁中の写真に込められた復讐心
復讐ドラマの主人公が、「さあ、どんな仕返しをしてやろうか」と、作戦をじっくり練るためのお部屋。壁中に、隙間なく貼られた標的たちの写真。写真と一緒に、復讐を成功に導くための作戦メモも貼ってあったり。ドラマの主人公が抱く復讐心は、エゲツ無いくらい尋常でなく、殺意が芽生えていることもありますので、それはそれは危険で恐ろしい空間となっているのでございます。
標的は親・兄弟から友人まで完全網羅
さあ、恐ろしいお部屋の中をグルっと見回してみましょう。そこには標的となる男(女)、その仲間・親・兄弟(姉妹)・恋人…などなど、とにかく関係者の写真を一網打尽にしております。状況が変わるごと、ターゲットも次々と変えていき、どんな方法で・誰を攻撃すれば、標的がいちばん苦しむことに繋がるのか、緻密な計画を立てているのですよ。
なんと完璧カメラ目線も?
どのドラマもそうですが、写真の中には「ん?」ってなるのが、必ずあります。それは、写真に写っている人が、完璧なカメラ目線の時ですね。こんなのは、いったいどうやったら撮れるのか?撮影は精巧な望遠レンズで、たまたまカメラの方を向いたのか?…と、気にする私がおかしいのか(おかしいよ)、最終的には「ドラマなんだからさ」という、単純な答えにたどり着くのですがね(笑)。
復讐部屋の仕掛けは、この辺りに
復讐部屋の仕掛けですが、だいたいパターン化されております。ドアの開くボタンの場所も、ほぼほぼ決まっているため、復讐ドラマ見過ぎの私は、お部屋の中をグルリと見させていただければ、「ここやで!」と、隠された秘密のお部屋の仕掛けを言い当てることも可能でございます!(ホントかね)
怪しいのは金庫の裏
お部屋の中に、たいそう立派な金庫が置いてあれば、その裏を確認してみましょう。いろんなケースがありますが、私が知る範囲では、金庫をヨイショとどかしてみると、その裏の壁にドアを開けるためのボタンが設置されてたり、あとは、金庫を開けると、その中に、クイズの早押し王も思わずびっくり、ボタンがジャジャーンと置いてあったりします。イメージとしては、昔流行った「ヘーボタン」とか、居酒屋やレストランで人を呼ぶ時に使うような、あんな感じのですね(どうでもいいし)。
怪しいのは本棚の裏
金庫の次に注目したいのが、本棚です。本棚の裏はもちろん、そこにある本たちもかなり怪しいですね。本棚は動かすのがけっこう大変ですが、一段ずつ、収納されている本をバサバサっとどかしていきましょう。どこかでボタンが姿を表すのではないでしょうか。あとは、本を1冊ずつチェックしてみましょう。その中に、パッと見は分厚い本で、表紙を開くと中身が繰り抜かれた小物入れ…ってなヤツがあるかもです。本のように見せかけて、中に秘密のアイテムを隠しておくというのは、韓国ドラマではかなりポピュラー。
怪しいのは絵画の裏
これもよくありますよ。お部屋に飾られた絵画に注目。高そうな額を、「ちょっとごめんなさいよ」とばかり、壁から外してみましょう。そこにボタンがあるかもです。盗聴器なんかも良くここに隠してますね。お金持ちの家ほど、高級な絵を飾っていたりしますが、そういう絵って怪し過ぎて、何の問題も無いお家だったとしても、絵を見たらついつい額を外してしまいそうな自分が怖い。韓ドラの見過ぎでしょうか(見過ぎです)。
怪しいのは床の下
ラグマットをどかしてみると、なんとそこに怪しい床下への入り口があったりなんかして。床に通ずる階段は、復讐部屋に通ずる秘密の階段。あまりの恐ろしさに足を滑らせたりしないよう、転落事故にはじゅうぶん注意が必要ですぞ(知るか)。復讐部屋ではありませんが、家の持ち主に気づかれないまま、使用人の旦那が何年も地下室で暮らしてたっていう、映画「パラサイト」を思い出しますな。
壁が回転ドアってことも
壁を見回して、なんとなく不自然に思えたり、違和感を感じる箇所があれば、押したり引いたりしてみましょう。壁が回転して、別の部屋が後ろから現れるってこともあるあるですよね。ここで私は気づいてしまいました。先に出てきた地下室とか、壁の裏から別の部屋現る…とか、隠し部屋は、それなりにお金持ちで大きな家を持ってる人しか、実現できないですね。お金に余裕が無ければ、復讐もままならないということでございますね。
隠し部屋はほぼ見つかってしまう
さて、復讐ドラマに不可欠な復讐部屋ですが、ドラマのストーリー上、お部屋はほぼほぼ、見つかってしまいます。見つけるのは、恋人であったり、親友であったり、必ずと言って良いほど、大切な人が見つけ、そして、「復讐なんかやめて」と懇願されることになっております。
なぜか偶然発見
恋人の家に遊びに来てみたら、恋人は留守。合鍵でお家に入り、恋人の帰りを待っていた時のこと。なぜか壁に不自然な隙間を発見。なんだこれはと、何気にそこを触ってみたら、あ~らビックリ。いきなり壁が、回転ドアのようにゆっくりと動き出し、そこからおぞましい復讐部屋が現る現る~ってのは、良くありますね。中に入って、写真のひとつひとつを確認しながら、信じられない現実にショックを隠し切れないでいると、そこに部屋の持ち主が帰ってくるというのが、復讐ドラマのベーシックですな。
うっかりミスから発見
いつもはしっかりとドアを閉め、誰にも復讐部屋の存在がわからないようにしているのに、たまたま(そう、たまたまですよ)、その日は、ドアを開けたまま外出してしまい、その間に家族や友人などがやってきて、お部屋の存在に気づいてしまうというパターンですね。これも本当に良くあるパターンと言えます。
誰が見てもバレバレで発見
その人の行動や発言、その他いろんな意味で、どこか不自然さが隠し切れない場合、まわりがそれを怪しんで、「こいつ、なんかやってるな」ということで、水面下で調査されたりしますので、復讐部屋も見つかってしまったりします。ドラマでは、本人の留守中に誰かが侵入し、お部屋中を荒らして立ち去るなんてのは、よく見るシーンですが、そんな時に、お部屋の存在もバレてしまうのですよね。
こっそりカメラをしこんで発見
これも良くありますが、はっきり言って犯罪行為ですね。しかし、韓国ドラマでは、いとも簡単に他人が侵入し、goodな場所にカメラを取り付け、そのお部屋での様子をパソコンなどから監視できるようにしてしまいますね。けっきょく復讐部屋の存在に気づかれ、緻密な復讐計画が水の泡となるのでした。常識ではあり得ない、この隠しカメラ作戦も、韓国ドラマではあるあるですね。
復習部屋の登場したドラマ
私が今までに見てきた復讐ドラマを思い返してみると、復讐をするのは女性よりも男性が多い…というか、復讐部屋を持っているのは、ほぼ男性。そして、復讐をしようとしている男性は、どういうわけだかお金持ちで、広くて豪華な部屋に住んでいる人が多いという、ワタクシ的調査結果が出ておりますです、はい。
復活
今はすっかりドラマでも映画でも見られなくなったオム・テウン主演の「復活」です。彼の復活こそあるのだろうかと思ってしまう今日この頃(余計なお世話でした)。このドラマは2005年ですから、映像を見ると出演者がみんな若くて新鮮です。今思うと、私が初めて見た韓国の復讐ドラマだったのではないかと。なので、写真だらけの復讐部屋を見たのも初めてでした。写真はけっこう綺麗に貼られていて、几帳面な人の復讐部屋と言えますね。
リメンバー ~記憶のかなたへ~
弁護士さんのお部屋なので、本棚にはたくさんの書籍が。この本棚をチョチョっとずらすと、その後ろに復讐部屋があるのでした。このお部屋は賃貸ではないのだろうか。だとしたら、隠し部屋はリフォーム?退去する時には、管理会社や大家さんとの間で、けっこうな問題が発生しそうですね。弁護士だから心配ないってことでしょうかね。
赤と黒
このお部屋、そして、このシーン。私は何度見ただろうか。「赤と黒」のゴヌクの復讐部屋。自分の留守中に部屋に入ったジェインを、怒りに満ちた視線で睨みつけてたゴヌクが、めちゃくちゃイケメン過ぎて、本当に倒れそうになりました。このお部屋は、写真と一緒に、それに関するメモや資料が貼り付けてあるパターン。別の角度から見ると、他にもたくさんの写真が貼られています。「ゴヌク、この写真はなに?」「なんだよ、悪いか?」という、二人のやり取り。この「悪いか?」が「悪いか?」が、「悪いか?」が、めちゃくちゃシビレました。。 ※本来の話から脱線してすみません。。
隠し部屋は復讐ドラマにMUSTなアイテム
ドラマに復讐部屋が登場すると「あ、やっぱりね」と思う反面、「これが無くちゃ、始まらぬ」と思っているワタクシ。今回の投稿にあたり、同じことを思ってる人はどれくらいいるのかと、ネット検索してみたところ、韓国ドラマについての本を出版されてる方がいらっしゃいまして、復讐部屋のことや、「復讐するのは男性に多い」ということも書かれておりました。みな思うことは一緒というところですか。ちなみに、復讐計画に限らず、作戦会議などに良く登場するのが「アクリル板」ですよね。かなりの確率で出てきませんか。あんなのに書いて、「見にくくないのかなあ」とか、なんなら、「普通のホワイトボードで良くないか?」とか、現実的なことを考えてしまう私なのでした。すみません、またまた話が脱線しました。。
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