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韓ドラのはなし

「夫婦の世界」始まりは1本の髪の毛 壮絶な復讐劇をぜひスカパーで

私の韓ドラ生活は、「スカパー」から始まりました。もともとは別れた夫が契約していたものですが、私は、当時お気に入りだった韓国R&Bシンガーを見たい一心で、夫が見ていたHチャンネルは綺麗さっぱり解約し、韓国国営放送として名高い(…のかどうかは良く知らないが)KBSチャンネル(現在のKBSWorld)を申し込んだのです。韓国チャンネルが複数ある中、なぜKBSを選んだかというと、それは単純な理由でして、月額料がいちばん安かったからです。そう、当時のKBSは500円ポッキリの格安チャンネルだったのでした(現在は税込770円)。

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壮絶な「夫婦の世界」をぜひご体験あれ

スカパー契約当時、ドラマにはまったく興味がありませんでしたが、心から楽しめる音楽番組が無く、お目当てのアーティストのステージも、ほとんど見られませんでした。自然とドラマを観るようになり、その後、韓国チャンネルでは人気の、MnetやKNTVも体験しております。今日ご紹介するのは、2年前にKNTVで見た「夫婦の世界」です。日本初の放送から大変な話題を振りまき、たくさんの人たちが、感想をネットに公開していますが、「愛憎」「復讐」「ドロドロ」というキーワードにトキメキすら覚える私からも、まだ見ていない人たちに、ぜひおすすめしたいです。

ちぇみちぇみ
復讐・愛憎ドラマ大好きな方なら、きっとハマります

本作を超える、韓国お家芸の愛憎ドラマ

「夫婦の世界」は、イギリスBBCで放送された「女医フォスター 夫の情事、私の決断」のリメイク版です。しかし、これはもうオリジナルと言っても良いくらい、韓国エンタメの十八番(おはこ)でもある、壮絶な愛憎ドラマに仕上がっております。夫の裏切りを知り、復讐の鬼と化した妻が、夫ともに繰り広げる過激な戦いは、まさに夫婦の戦争です。暴力的なシーンも数多く登場し、ドロドロ感200%の出来ばえではないでしょうか。

始まりは1本の見知らぬ髪の毛

KNTVの予告編で流れる「始まりは、一本の見知らぬ髪の毛だった」が、愛憎ドラマ大好き人間の心を、グワングワン揺さぶります。「この物語は…」で始まる、往年の大映ドラマの様な、淡々とした言い回しなら尚良かったですがね(何のこっちゃと思われる人もいるでしょうが、伝わる人には伝わる)。その昔、「ローズ家の戦争」というハリウッド映画を観たのですが、これも、離婚にまつわる夫婦の大戦争ってやつですが、ブラックジョークを交え、コメディ要素もかなり含まれていました。この「夫婦の世界」には、ジョークが入り込む隙間など1ミリもございませぬ。みなさん覚悟を決め、ぜひとも正座で観ていただきたく存じます。

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ジェットコースターの勢いで地獄へと落ちて行く

予告編の通り、「1本の見知らぬ髪の毛」は、ドラマの第1回目から、重要な愛憎アイテムとして登場いたします。妻が、夫のマフラーに、1本の女性の髪の毛が付着しているのを見つけ、これをきっかけに、平和な夫婦の暮らしが地獄へと変わっていくのです。妻としても母としても完璧で、更に、美しく優秀な女医で、自分のことを、誰もが羨む幸せな女性だと信じて疑わなかった妻は、明らかになっていく夫の裏切り行為に驚愕します。降って湧いた様な不幸な出来事と、怒涛のように押し寄せる夫への憎しみから、妻が恐ろしい女性へと豹変していくストーリーは、まるでジェットコースターが一気に加速する時のように、フルスピード展開です。

かなり濃いめな、キャストの顔ぶれ

夫婦の戦争を繰り広げる二人の他、かなり濃厚な役どころの人たちが登場し、このドラマの味わいをジワジワと引き立てております。良い人そうに見えて、けっこう悪い人。冷たそうに見えて優しい人。平凡そうで病んでる人。そんな個性豊かな登場人物たちを、ワタクシ的な感想を交えて、ご紹介させていただきます。

妻・ソヌ(キム・ヒエ)

女医で、勤務する病院では副院長を務めるソヌ。愛する夫と息子の3人で、平和な家族の暮らしは続くよ、どこまでも…と思っていたら、ある日突然、夫の浮気が発覚。平手打ちをくらったかのような仕打ちに我慢ならず、恐怖の復讐計画が幕を開けるのでした。仕事も経済力も安定しているソヌの場合、夫がいなくても生活の心配は皆無。このデキる女っぷりではプライドも高いでしょうし、離婚一択は当然と言えます。ただし、恐ろしい復讐を計画するかどうかは、その人の人間性が大きく影響していると思いますので、ソヌという人は、やられたらやり返す半沢直樹みたいな人だったのですな。もちろん倍返しですな。

夫・テオ(パク・ヘジュン)

演じるパク・ヘジュンは、梨泰院クラスのパク・ソジュンと一文字違い(どうでもいいよ)。映画監督のテオ。なかなかヒット作品を生み出せずにいましたが、献身的なソヌのおかげで、自分の会社を持てたという果報者。しかし、ソヌへの感謝の気持ちもどこへやら、若いダギョンと不倫関係を持ち、ソヌを騙し続けます。妻も愛人も、どちらとも愛しているとか、ふざけたことを抜かすオッサンで、愛想をつかしたソヌから、痛い復讐をしかけられることに。この優柔不断さが本当に許せない。本妻に対しても愛人に対しても、いい大人がぬくぬく甘えちゃってという感じです。不倫を貫くには、覚悟がいるってことを思い知るべきですね。

テオの愛人で、のちに妻・ダギョン(ハン・ソヒ)

テオの不倫相手ですが、ソヌとテオの離婚後、テオの妻の座に君臨いたします。お金持ちの家に産まれ、何不自由なく育ったお嬢様で、ティラピスのインストラクター(金持ち令嬢がティラピスインストラクターというのが、ピンとこない)です。他人の夫と関係を持つことに対する罪の意識は薄く、むしろ本妻のソヌに戦いを挑んでいくという、まさにニューウェイブな愛人と見ました。テレサテンの名曲「愛人」の歌詞から想像する、耐え忍ぶ日陰の女感はまったく無く(いつの時代の歌だよ)、本妻であるソヌとの離婚をテオに迫り、煮え切らないテオの態度に苛立つこともしばしば。

息子・ジュニョン(チョン・ジンソ)

ソヌとテオのひとり息子。両親の不仲に心を痛め、明るさを次第に失い、ソヌにも反抗的な態度を取るようになっていきます。仲良しこよしの両親がすごく好きでしたから、そんな両親の離婚問題がたまらなく悲しく、耐えられないほどに傷つきます。親権を争うソヌとテオの間で板挟みとなり、悩み苦しむその姿は繊細で、まさに破片が胸に突き刺さるガラスの少年でございます。KinKi Kidsよ、永遠なれ(特にファンではございませんが)。

ヒョンソ(シム・ウヌ)

ソヌの患者で、バーテンダーをしながら暮らす女性。Babyfaceであどけないお嬢ちゃんのようですが、私生活では、恋人・インギュの暴力と束縛に耐えられず、精神的な苦しみを抱えています。安定剤の処方を交換条件に、ソヌと取引をしたヒョンソは、テオとダギョンの行動を探り、ソヌに報告するという役目を引き受けます。最初は薬のためでしたが、協力者として行動を続けるうち、次第にソヌとの間に信頼関係が芽生え、お互いをかばい、助け合うようになっていくのです。DV男とキッパリ別れて欲しい、逃げて欲しい、早く安定して欲しい…などと、応援したくなる気持ちが抑えられない私なのでした。

インギュ(イ・ハクジュ)

ヒョンソの恋人ですが、度重なる暴力と束縛で、ヒョンソの気持ちも徐々に離れていきます。ヒョンソが、離婚に有利な証拠集めのため、ソヌに協力していることを知ると、それをネタにソヌを脅迫し、お金をせびり取ろうとします。また、テオの弱みも握り、、テオを繰り返し脅迫したり、行動はどんどんエスカレート。そんなインギュが、テオにとっては疎ましい存在となり、それが恐ろしい事件へと発展していきます。彼の極悪人な演技が上手すぎて、「死〇ばいいのに」と、本気で願ってしまうほどでした。

隣家の夫婦・イェリムとジェヒョク(パク・ソニョン/キム・ヨンミン)

ソヌとテオ夫婦のご近所さん夫婦。子供が欲しいイェリムと、子供は望まず、浮気を繰り返すジェヒョク。ソヌにも気があり、テオとの不仲を知るや、ソヌの心の隙間にシレッと入りこもうとするなど、浮気夫の風上にもおけない男性と見ました。最終的には心を入れ替え、イェリムと人生を共にしようと決心しますが、なかなかうまくいかず、難しさを痛感するのでした。ジェヒョクの謝罪は信用できる言葉に感じられますが、けっきょく、努力も空しく散っていく運命なのでした。浮気性夫が、自分の人生を振り返り、反省の境地に至るのは、もっとじいさんになってからじゃないのか…と思ってしまう私は、ひねくれものだろうか(ドラマだよ、ドラマ)。

ここがエグいよ、「夫婦の世界」

不倫・復讐・脅迫といった、韓国愛憎ドラマに無くてはならない要素をギッシリ詰め込んだ「夫婦の世界」。ワタクシが個人的に「ここな!」と感じる、エグい場面や特徴について、お話いたします。ところで「エグい」という表現が適切なのかどうか、一瞬迷ったのですが、ネットを徘徊してみたところ、他の方も、このドラマを「エグい!」と評価しておられましたので、私の心に木霊した「エグい!」を思い返し、自信を持ってご紹介させていただきますです、はい。

愛人が美し過ぎてエグいです

本妻のソヌもじゅうぶんに綺麗な女性ですが、それ以上にこの愛人・ダギョン、美しすぎるでしょ!このドラマを観たなら、はっきり言って、この男性にこの女性?と感じずにはいられない、絶対にリアルでは有り得ないマッチングと見ました。ドラマの中だからこそ起き得る、まさに美女と野獣(野獣は言いすぎでした)の不倫カップル!今は女優として大人気のハン・ソヒですが、私がこのドラマを観た当時、彼女は別のドラマでも、報われない愛人の役だったのですよ。言いよってくる男が履いて捨てる程いるだろうに、なぜ?(ドラマだからだよ!)と、彼女が既婚男性に執着する意味を、視聴者に模索させてしまうほどの、この美貌がエグいのです。

ちぇみちぇみ
出演当時は今ほど人気女優ではありませんでしたが、「カネの花」が印象に残っております

友人たちの裏切りがエグいです

ソヌがテオの浮気に気づいた時、既に夫婦共通の友人たちは、その事実を全員が知っていたというのが、残酷過ぎます。ソヌを抜きにして、テオとダギョンを交え、友人夫婦たちで楽しく過ごす時間もあったことも判明し、つまりソヌは、夫のテオだけでなく、ずっと親しくしてきた友人たちからも裏切られていたと知るのです。友人たちは、夫の浮気を咎めるのでなく、自分を騙すことに協力していたというのですから、ソヌの怒りは更に倍増。これがリアルな世界で起こった出来事だとしたら… ああエグい、エグ過ぎますったら。

ちぇみちぇみ
夫の不倫を、共通の友人たちが手助けしていただなんて、私なら暴れる…(不倫される夫もいないですが)

復讐のために、友人男性とそうなっちゃうのが、エグいです

離婚を念頭に、テオの財産を把握したかったソヌは、テオの会社の会計士でもあるジェヒョクと関係を持ち、「この事実を妻のイェリムに話す」と言って彼を脅迫し、口止めの交換条件を提示します。それは、テオの会社の経営状況を調べ、ソヌに報告するというものでした。ジェヒョクは条件に応じますが、復讐のためとは言え、仕事を抜きにして考えれば、ジェヒョクは隣の家に住む友人なわけで、「そこまでやる?」とドン引きしそうなソヌの行動。そのしたたかさが、怖いくらいにエグいです。

ちぇみちぇみ
脅迫されるとは思わなかったとは言え、簡単に関係を持ってしまったジェヒョクも、最低ですけどね

愛人の両親に、不倫を暴露する瞬間がエグいです

ダギョンの実家で、ダギョンと、何も知らないダギョンの両親も交え、夫婦揃ってお食事だなんて、その行動が狂ってませんか。ダギョンの両親を前に、「あなたたちの娘と私の夫が不倫してます」と、サラっと暴露してしまうソヌも、相当イっちゃっております。ソヌが自分の浮気に気づいていたことを、そんなシチュエーションの中で知るテオの精神状態も、かなりヤバいと見ました。更に、ソヌの衝撃発言を受け、ダギョンのヒステリックな錯乱状態も、ダギョンの両親の呆然とした姿も、みんなみんな、ドラマの中とは言え、息を止めて見入ってしまうほど。酸欠レベルのエグさなのでした。

ちぇみちぇみ
あんたの娘不倫してるよ、悪い娘だよ、知ってんのかよ…って、身内の前でぶちまけたい気持ちは、わからないでもないですが

別れたソヌに執着する、テオの行動がエグいです

ソヌとテオが離婚をしてから2年が経過。映画監督であるテオはソウルでで成功をおさめ、なんと、戦争のような離婚劇を繰り広げたコサンに戻り、新居を構えます。更に、息子のジュニョンが、テオの新居のホームパーティーに行ったと知り、連れ戻しに行ったソヌが、テオとダギョンの寝室で見た光景が衝撃的過ぎるのでした。そこにある化粧品や、洋服・下着に至るまで、ソヌの持っているものとまったく同じだったのです。これは、テオのこだわりがダギョンにそうさせていると見え、ソヌに対する異常なまでの執着心が、クレイジーなくらいエグいです。このレベルは、「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さんか・はたまた、「誰にも言えない」の麻利夫さんにも匹敵します。

ちぇみちぇみ
どんなに憎いと思っても、けっきょくそれは好きの裏返しってことですかね。別の人と再婚までしたのに、ソヌに執着するテオが不気味

ダギョンのパパの渋さが、ゴッドファーザーばりにエグいです。

ダギョンの父親であるヨ会長は、娘に甘く、どこにでもいる優しいパパ…と思わせといて、その裏の顔は、権力と財力と暴力を併せ持ち、イタリア系マフィアにも負けず劣らず、恐ろしい人間なのでした。あっさり言ってしまえば「ちょい悪おやじ」、その出で立ちの渋さを強調するなら、まさしく「ゴッドファーザー」とでも呼んであげたくなるではありませぬか。サンデーモーニングの関口宏にも圧勝の、シルバーに光り輝く髪と、高級スーツの着こなしが、あまりにも渋すぎてエグいです。

ちぇみちぇみ
私が個人的に「渋い中年俳優のホームラン王」と、勝手に崇めているのでございました

当然のことながら、ドラマ全体がエグいです

このドラマの結末は、妻を裏切った夫は報いを受け、苦しみを乗り越えた妻と息子は、新しい生活が始まる…というように、勝手に想像をしていましたが、そういうお決まりの終わり方ではありませんでした。最終回では、ダギョンから完全に見捨てられ、全てを失ってしまったテオが、みじめな姿でソヌとジュニョンの前に再び現れるのですが、そんなテオに対するソヌの言動には、元夫を完全に突き放せない、中途半端な情が見え隠れしていると思います。また、最後に姿を消したかと思ったら、ドラマの最後の最後で、ソヌの元に帰ってきたジュニョンの心の内がつかめず、私個人としては、なんとなくモヤっと感も残りました。最終回を観終わっても、いろんなことを考えさせ、観る人の想像をはるかに超えるストーリー展開が、エグいです。

ちぇみちぇみ
ソヌの、ビシっと突き放せない素振りが、どうにも中途半端に思えて、不完全燃焼を起こしそうになるのです

世界の愛憎フリークにおすすめします

むごたらしいまでの夫婦の戦争を描いた、「夫婦の世界」のお話でした。ちなみに、夫の不倫が原因で離婚した私ですが、当時感じた恨みや怒りなど、時が経てばどうでも良くなると知ってしまい、一時の感情に振り回され、いろんなエネルギーを費やすのは無意味だと思ったりします(それだけの年数を経たからですがね)。それよりも、どうすれば、夫からしこたまお金を受け取れるかってことだけを、真剣に考えてしまうのが現実ですね。すみません、また話が脱線しました。愛憎ドラマ大好きなあなたにおすすめする「夫婦の世界」。まだ見ていない人は、ぜひぜひご覧くださいませ。スカパーだけでなく、U-NEXTでも視聴可能です。

U-NEXT31日間無料トライアル 韓国ドラマ見放題を体験すべし


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ちぇみちぇみ

ちぇみちぇみ

韓ドラと音楽好きな60代(W)。札幌近郊在住の会社員です。まったりペースではありますが、定期的にブログを更新しています。韓ドラの記事が多いですが、年齢的に、これからの生き方についても考えるようになりましたので、そんな日々のつぶやきも発信していきます。よろしくお願いします(インスタ始めました。60代のつぶやき、よろしければ覗きに来てください)

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