韓ドラの大手企業　外側は高層ビル、内側はこじんまり少人数オフィス

会社でのシーンになる前は、必ずこのように豪華なビルが映りますね。「すごいわ」って思いませんか？「どんだけ～」ってなりませんか？どんな部署があって、どれだけ多くの人々が働いているのやら…って想像しちゃいますよね。

まあ、全部が全部そうなのかどうかはさておき、当然、ある程度の広さと社員の多さを想像しちゃいますよね。大企業なわけですから、そこで働く人々の活気あふれる環境であるはずだと。外観からは絶対にそれを感じるのですよ。しかし…

韓国ドラマの場合、お仕事の進め方として、プロジェクトやチームごとにお部屋を用意していることが多く、チーム長やら更にその上長やらが、そこで机を並べて働いております。しかし、その人数は、少なければ3～4名、多くても5～6名というケースが殆ど。先に出てきたあのビルから想像するに、相当な社員数なはずですから、そこから選ばれたかなりの精鋭たちということになりますでしょうか？

休憩時間のコーヒータイムだって、大企業ともなれば、カフェ並みのリフレッシュルームとか、社員食堂が既にレストランレベルとか、思っちゃいますよね。その他にも、テナントで大手コーヒーチェーンが入居しているのもアリですよね？しかし…

韓ドラでは、上の画像のように、自動販売機と少人数が座れる椅子とテーブル（椅子が無いケースもあり）が設置された、まったりとしたお部屋が登場するのでした。また、下の画像の場合は、自分たちの部署となるお部屋に、給湯室に毛の生えたようなやつが併設されてるケースですね（ドアを開けたら2分でコーヒーってやつですか。サトウのごはんみたいです）。いずれにしても、こじんまり感満載です。いや、いいんですよ、こういうの。ぜんぜんアリです。アリなんですが、なぜだろう、私の違和感は止まらない。。

オフィスの廊下だって、あのビルから想像するに、高級感漂う、とてもお洒落で長い、「金持ちのビルだわ」っていうのをイメージしませんか。しかし韓ドラでは、次のような廊下になってまして…

これは「黄金の仮面」によく出てくるオフィスの廊下ですが、まあまあ綺麗で、それなりに立派ではあるのですが、なんか妙に狭くないですか？廊下までこじんまり感であふれております。私が普段通っている歯医者が、こんな感じの廊下のビルなんで、なんだか思い出してしまいましたぞ。

これは「恋は盲目」に登場する廊下です。ここまでくるとなんだか、財閥所有のビルっていうより、庶民的なイメージですね。…っていうか、「黄金の仮面廊下」にしても「恋は盲目廊下」にしても、ビルの広さがまったく感じられないし、このフロアにはこの人たちの部署しか無いのか？と思ってしまうくらい、全体的にこじんまりです。

それでも、会社のロビーはスタジオ外で撮影することが多いようで、大抵、広々としてゴージャス感が感じられる仕様となっております。それだけに、他のオフィスやリフレッシュルームを観た時の私の違和感は止まらないのですがね（このあたりで、くだらない話題だなあと思っている方、お許しくだされ）

ちょっとだけ話が脱線するのですが、上から順に、「黄金の仮面」のコスメ会社のオフィス、「ミス・モンテクリスト」のアパレル系オフィス、「愛のクァベギ」のコスメ系オフィス。なんだかちょっと似てませんか？どれもKBS制作のドラマなので、セットの使いまわしでしょうか。特に「黄金の仮面」と「愛のクァベギ」は、ここではうまく写ってないのですが、ドアの色とかデザインも良く似ておりました。韓ドラ見過ぎで、友人たちからは呆れられてますが、たまにこんな発見をするのも面白いですし、醍醐味ですよね？（…と、自分を納得させておきます）。

もちろん、韓ドラすべてがそうだということではありませんよ。最初に説明した通り、セット使用の多いドラマによく見られるケースです。でも、そういう違和感が面白いとも言えますね。あなたの思う、韓ドラに隠された「あるある」を、ぜひ教えてください。お茶を飲みながら、「おお、なるほどね」と、分析してみたい私なのでした。コンタクトフォームから、ぜひお願いいたします。