今回は、ナムギルさんが出演した旅行バラエティになります。俳優たち5人で結成されたシベリア先発隊。ロシアという国の魅力を発信しながら、ファーストクラスでもなく、リムジンでもなく、安価な寝台車で鉄道を行く旅は、華やかな芸能人の日常からは想像もつかないハプニングの連続です。ロシアのウクライナ侵攻が続く今、この番組のことを思い出しながら、つくづく平和の大切さを痛感する今日この頃なのでした。
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この記事の内容
シベリア先発隊メンバー
2019年に韓国で放送された「シベリアで愛ましょう(シベリア先発隊)」。イ・ソンギュンさんの声がけで集まった、ナムギルさんたちシベリア先発隊が、ウラジオストクからモスクワまでの9,288kmを、12日間かけて列車で旅をします。世界最長と言われる、壮大なシベリア鉄道の旅に出る男たちは次の5人です。
イ・ソンギュン
この旅のリーダー、イ・ソンギュンさん。旅に出る前、シベリア鉄道の旅を考えたことは?というスタッフからの質問に、「大変そうだから、乗りたいと思ったことはない」と言って笑っていたソンギュンさん。退屈しそうだ、英語を話せる人はいるのか、無線LANはあるのか、トイレはどうなっているのか…と、心配ごとが尽きない様子。ナムギルさんを誘ってみたら、「彼はお人好しなのでまんまと引っかかった」と、してやったりのドヤ顔です。
キム・ナムギル
はい、まんまと引っかかってしまった、我らの星、ナムギルさま。もともと旅行が好きで、ソンギュンさんから「シベリア鉄道に興味は?」とメッセージが届き、「ぜひ乗ってみたい」と快諾したそうな(後から後悔したとも言ってましたけどね)。「知り合った時から、何か通じ合うものがあった」と、ソンギュンさんを慕うナムギルさんですが、二人だけでは、年下の自分が雑用係にさせられてしまうという心配から、後輩俳優たちも参加させます。
コ・ギュピル / キム・ミンシク
「熱血司祭」で、ナムギルさんと共演したコ・ギュピルさんと、ソンギュンさんの家から車で15分のところに住み、週3回はソンギュンさんと会っているというキム・ミンシクさん。ミンシクさんはシベリア鉄道に憧れていたそうで、お誘いを迷わず承諾したんだとか。「行動力には自信あり」と、意欲も満々です。ギュピルさんはナムギルさんのことを、「気を遣わずに付き合える優しい先輩」と絶賛しながらも、「単純な人です」と言って周囲を笑わせていました。
イ・サンヨプ
先発隊では最年少のイ・サンヨプさん。ソンギュンさんとはドラマの共演をきっかけに仲良くなり、その後もずっと親しくしているそうで、ソンギュンさんのことを「実の兄のようだ」と言うサンヨプさん。この旅には5日目から合流。先輩たちをしっかりサポート、末っ子としての役目を全うするのでした。
印象に残る旅のドタバタ劇
有名俳優がそこまでやる?というシーンが盛りだくさん。普段は絶対に見ることのできない一面を目の当たりにできますし、なんだかんだ言っても、芸能人も一般人と同じなんだなあと、親しみを持てる場面が次々と出てきます。
ジェネレーションギャップ?
出発当日、仁川国際空港に集合した4人(5日目から参加のサンヨプさんを除く)。ナムギルさんとソンギュンさんは、荷物をうまく整理できないまま登場。見かねたミンシクさんが、二人の荷物の詰め方を再チェックするのが、まるで子供の世話を焼く父親のようでした。ミンシクさんから教えられたリュックサックの拡張機能に、まったく気づけなかった先輩俳優たち。「情けない」と苦笑いのソンギュンさんが、なんだか年老いて見えてしまいましたよ。
出発のウラジオストク駅では
シベリア鉄道の発着地点となるウラジオストク駅。ロシアの1年間で最も暑いとされる8月に、冷房も無い猛暑の駅舎を、ウロウロとさ迷い歩く男たち。看板を見たり、身振り手振りのコミュニケーションで何とか乗り切ろうと、紆余曲折する姿は、初めてのおつかい状態で微笑ましいです。チケットの発券はミンシクさんがなんとか済ませ、列車の発車時間までの観光のため、重い荷物の預り所はナムギルさんが発見。汗だくで走り回りながらも、なんとか旅の行程をこなしていきます。
もはや俳優であることは捨ててます
乗り込んだ列車は、ナムギルさんたちの車両に個室はなく、全てがオープンな空間。こうなると、パ〇ツ1枚履き替えるだけでも、まわりの目が気になります。薄い掛布団を誰かに広げて持っていてもらい、それを隠れ蓑にササっと着替えるというやつ。隊員それぞれが助け合ってのお着替えだったのでしょうが、ギュピルさんはひとりで着替えることに挑戦。ところが、上を隠せば下が露出、前を隠せば後ろが丸出しで、メンバー全員が大笑い。俳優たちにこんなことさせる?と思いながらも、すごく楽しめました、ここのシーン。
誰が騙されるか、ドッキリ合戦
乗車前のウラジオストク駅で、ミンシクさんが持っていたはずのチケットが忽然と消える事件が起き、青ざめるミンシクさんでしたが、「チャッチャラ~ン」(日本の効果音でお願いします)なオチで、ソンギュンさんの仕掛けたドッキリだと判明。乗車後は、ミンシクさんが仕返しにソンギュンさんを騙そうとしますが、相談を持ち掛けたナムギルさんに裏切られ、けっきょくまた騙されそうになります。その後も宿泊先のホテルでギュピルさんがナムギルさんに騙されかけたり、何度となく繰り広げられるドッキリ大作戦。全員俳優ですから、騙すのはお茶の子さいさい、油断も隙もあったもんじゃないってやつです。長旅ともなると、こういうスリルとサスペンスが必要なんでしょうな。
まさに俳優としての能力が試される?
旅の中での買い物や、わからないことを確認したりする時、言葉の壁がそびえ立っております。そんな中、サンヨプさんは、スーパーの店員さんや、すれ違う他の観光客にまで、躊躇せず、覚えたてのロシア語で話しかけ、その様子はあまりにも天真爛漫。時には他の隊員たちが引いてしまい、他人のふり(まあ、他人ですけどね)をされることも。更にサンヨプさんは、ネットや、あらゆるツールを駆使して必要な情報を探し出すなど、お兄様たちとは違う、「現代の若者俳優」という感じです。とは言え、他の隊員たちもれっきとした俳優なのですから、気持ちを相手に伝えるため、まさに表現力が試される旅とも言えますよね。
じっと我慢の断食ブラザーズ
ソンギュンさんが、旅の途中で「断食しようかな」と言い出し、ギュピルさんも渋々ですが、一緒に断食をすることにします。1日の断食時間は16時間で、8時間は飲食可能ですが、みんなが食事をしている時に、自分たちは食べられないとなると、食いしん坊のギュピルさんはかなり辛そうです。旅行と言えば、食べることが最大の楽しみ。私のようなオバハンになると、旅行中に断食するなんて、正気の沙汰ではないと叫びたいくらい。ソンギュンさんは健康のためと言ってますが、俳優さんは、そんな風にして体重管理をするんでしょうね。恐るべしプロ根性。
ここに注目、シベリア先発隊員
奇想天外な旅を続ける5人ですが、そんな中で垣間見ることができた、隊員の意外な一面や、「え、そう来る?」と驚いたシーンをご紹介。もしかすると、驚いたのは私だけ?という出来事もあるかもしれませんが、私の心に強く印象として残る、先発隊メンバーの一挙手一投足について、お話いたします。
そ・その洗い方は…
この、ギュピルさんがトイレに食器を洗いに行った時のシーン。このように、お水をためて食器を浸けていましたが。。ここって、他の乗客も顔を洗ったり、トイレから出たら手を洗ったり…するところですよね?不特定多数の人が、歯を磨いたりうがいしたりで、そのたびに「ペっ」て吐き出すところですよね?(違ってたらすみません)。そこに、お水をためてお箸や食器を浸けると?おトイレで洗うしかないので、この場所で洗うのは良いと思うのですが、その洗い方は無理~ってなってしまいました。
ものまね王・サンヨプ現る
サンヨプさんは、俳優さんの物まねが大変お上手。移動中の車の中で、ソンギュンさんのリクエストで、チャン・ヒョクさんを真似てメンバー全員に大ウケ。その後もチョン・ウソンさんや隊長のソンギュンさんまで、見事なクリソツっぷりを披露。みんなから称賛の声を浴びます。それからというもの、食事の時など、いきなり物まねネタを振られても慌てもせず、チョン・ウソンさんに成りきり「ナムギル、ご飯食べた?」とつぶやき、ナムギルさんを大爆笑させるのでした。物静かな俳優さんかと思っていたので、こういうユニークさはとても意外だったのですが、最近はバラエティにも出演してますよね。なんだか、ファンになっちゃいそうですよ。
イ・ソンギュンはチープな料理の鉄人?
旅に出るにあたり、みんなが持ち寄ったいろんな食材。その中でも、レトルト食品やスナック類などのチープな食材を使い、隊員たちが「美味しい!」と唸るオリジナルメニューをいくつも考え出したソンギュンさん。あんな風に、お家でも料理を家族に振る舞っていると思われ、良きパパぶりが目に見えるようです。列車内でいきなり思いつき、即席料理をチャチャっと作ってしまう姿に、さすがイタリアンの料理長(違うけどね)と、ドラマ「パスタ」でのシェフ姿を思い浮かべるワタクシなのでありました。
ナムギルさんのここが笑える
気さくで、映画撮影の際にも、現場ではジャージ姿ってことも聞いておりますから、決してオシャレでなくても、イケメンでなくても、この旅ではそれでいいのですよ、ナムギルさん。普段は見られない素の姿が、それはそれは愛おしいのでございますから。ちょっとだけ笑っちゃいましたけどね。ええ、ええ、ちょっとだけですよ、ちょっとだけ。
髪の臭さを検証するナムギルさん
何度か列車を乗り換えながら進む旅ですが、車内にはシャワーが無いということもあり、俳優さんたちとしては、なかなか過酷です。そんな中、ナムギルさんが、おもむろに自分の髪の臭いをかいでいるのが、笑えました。恍惚の表情がなんとも言えません。きっとクサイんだろうなあと思いながらも、(ナムギルさんの数日洗ってない髪ってどんな臭いだろう)…なんて、変態チックなことを考えてしまい、そればかりか、「ちゃんとパンツ毎日替えてたかなあ」なんてことまで思ったりして(余計なお世話だ)。私もちょっと危ない思考になってきました。他にも、髪が邪魔になったのか、いきなり髪をチョンマゲのように結わえて登場したり。そのスタイルに拍手喝采ですわ。
子供なみに無邪気なナムギルさん
観光中、みんなで一緒に歩いていても、いきなり思い立ったように、ひとり走り出したり、ホテルにあるトランポリンで、大笑いしながらピョンピョン飛び跳ねたり、ナムギルさんのハイテンションのスイッチはいったいどこに?この数年後、「悪の心を読むものたち」で演じるプロファイラーとはまったく結びつきません。また、突然始まるドッキリ大作戦は、けっこうナムギルさんが言い出しっぺ。いたずら好きで、無邪気な一面は可愛いのですが、一度ウケたら何度も繰り返すあたりが、「子供かよ」ってなりましたぞ。まあ、そこが面白かったんですけどね。
サンダルの履き方が面白過ぎるナムギルさん
ノヴォシビルスクという駅で下車した時のナムギルさん。片方がソンギュンさんのサンダルだと判明しても、まったく慌てず、「どうりで左右のバランスが悪いと思った」とひとこと。面白すぎだろ。それにしても、細い足ですねえ。
食べる時間が友情を育むのですな
この番組の中で、幾度となく訪れる食事の時間。列車の食堂車で食べるもあり、座席でソンギュンさんのオリジナル料理を食べるもあり、途中下車した街のレストランで食べるもあり。こうやって旅で食を共にするということは、友情が更に深まっていくということなのですなあ。
あらためて癒されました
シベリアで愛ましょうを、また一通り見てみたワタクシ、あらためて癒されております。旅をすることで更に深まる男の友情って感じが良いですね。帰国後も、みんなで集まり、思い出話をするシーンもありましたが、その時は、おしゃれなお店で、みんな、服装もヘアスタイルも、しっかり「芸能人」。列車の旅でカップ麺を分け合い、美味しそうに食べてた人たちとは思えませんでした。ナムギルさんとギュピルさんは、「海路先発隊」で、海を行くバラエティにも出演してましたので、こちらもぜひ日本語字幕で見てみたいですなあ。