全国の愛憎・復讐劇ファンのみなさま、今日も韓ドラ見てますか?私は昨日まで、U-NEXTで配信されている「最後まで愛」というドラマを見ておりました。103話もある、いわゆるマクチャンドラマってやつですが、最初から最後までずっと、お約束の不幸と信じられないような事件が花盛り。ところで、こういうドラマを好んで見ている私が言うのもなんですが、愛憎・復讐ドラマって、何度もどんでん返しが繰り返されるケースが多くて、この傾向に、ストレスを感じることはありませんか?(私はある!)
この記事の内容
愛憎・復讐ドラマで感じるストレスって
愛憎・復讐ドラマでは、次から次へと事件が起き、主人公の男女やその家族には、これでもかってくらい不幸が襲い掛かるのがお決まり。悪いやつには天罰が下るし、しっぺ返しは必ずあります…ハジマン、100話以上もあるドラマは、そう簡単にスッキリとはさせてくれません。「やっと報われるときが来た!」と思えば、土壇場で復讐相手に逃げられたり、美味しいところを持っていかれたり、この流れを何度となく繰り返しながら、最終回まで引っ張り続けるのが韓ドラなので、見ているこちらとしては、心底ストレスなのでした。
正直者が馬鹿を見過ぎてストレス
そもそも韓ドラの主人公は、一度くらい裏切られても、またすぐに信用してしまうという、馬鹿がつくほどの正直者が多いのです。こっぴどいやられ方をした相手であっても、涙のひとつも流して謝罪されると、簡単に信じてしまい、許してしまうのでした。「もっと相手の心の裏を読んで!」と、思わず絶叫したくなっちゃいます。他にも、自分は悪くないのに言い訳をしないとか、もっと強く否定すればいいのに押し切られてしまうとか、まったくもって、じれったいです。
お人好しにもほどがあるって感じでストレス
よくあるケースですが、主人公が子を持つ母親で、復讐相手も同じ境遇の女性だったりすると、「子供に免じて許すわ」とか、「同じ母親として、ここまでにしておくわ」っていう場面をよく見ますが、お人好しにもほどがあり、「なんでや~!」って感じです。ドラマを見ているこっちは、そんな結末は望んでおりませんし、復讐相手に対して情にほだされちゃうなんて、その人の良さには、ついイラっとしてしまいます。
まわりの人が薄情過ぎてストレス
愛憎・復讐ドラマの特徴として、悪人のわざとらしい嘘は、簡単に信用されてしまう傾向にあります。そして、その嘘のせいで、真っ当に生きてきた善良な人が疑われたり誤解されたりするのが、よくあるパターンですよね。お人好しのあまり、まんまと罠にはめられてしまい、それまでずっと仲間だと思っていた人たちが、揃って離れていってしまうという、この気の毒さ。まわりの人たちの薄情さには、「こいつらはよ~」と、怒りにグっと拳を握りしめる私なのでした。
仲間がお金の誘惑に負けるからストレス
これも復讐ドラマあるあるですが、いちばん信頼していた仲間に、あっさり裏切られるケースはけっこう多いです。よくあるのは、敵から大金を提示された仲間が、お金欲しさに、敵に重用な情報をリークしてしまうというやつ。いくら何でもお金に弱すぎでは?このような場合、裏切った人の家庭環境や家族の状況が大きく影響しております。「娘が難病で治療に莫大なお金がかかる」「ギャンブルで借金が膨大に膨らんでしまった」「留学中の子供の教育費が大変だ」等、なぜか復讐する人の助っ人は、お金に困ってる人ばかり。簡単にお金になびく、意志の弱さが困りものなのです。
悪人は悪人のままじゃなきゃストレス
無事に復讐を遂げ、目的を果たすことを祈って、真剣にドラマを見ているわけですが、ドラマの中には、最後の最後で復讐相手がいい人になっちゃうってのがありますよね。それってちょっとがっかりしませんか?悪いやつは最後まで悪いやつで、もう逃げられないという瞬間を迎えたとしても、悪あがきし続けて欲しいですよ。裁判で重い判決が下ったなら「なんだと~!」とか「ばかやろ~、このやろ〜!」とか言って、往生際の悪さを露呈して欲しいです。そんな光景を見てこそ、復讐を果たした満足感に浸れるというもの(性格悪いですか?)いきなり善人になって反省なんかされちゃった日にゃあ、腰砕けで面白さ半減しちゃいます。
どんでん返しが多過ぎてストレス
これがいちばん、私が感じるストレスなのですが、韓ドラの愛憎・復讐劇は、土壇場のどんでん返しが多過ぎて、「またかよ」ってなります。今度こそ、相手をギャフンと言わせることができるのかと思いきや、敵はスルっと難をすり抜けてしまいます。もうちょっと…というところで、自分たちの手の内を相手に知られてしまうんですよね。こんなどんでん返しを、むしろそれがあるから面白いと思う人も多いでしょうが、私の場合は違います。胸がスッとする瞬間を適度に入れてくれなければ、ねちこい性格ゆえ「キーっ」てなってしまいそうです。
世界は正義の味方を待っている
はい、良くわかっております。想定外の形勢逆転は、韓ドラのお約束。そして、ひとつのドラマにそんなシーンが何度もあるのも特徴ですよね。「今度こそあいつらを刑務所にぶちこんでやるぜ」的な流れになっても、けっきょく、逃げられちゃうのが常。あ~しかし、しかしですよ。こういうどんでん返しは、ほどほどで良くないです?適度に、主人公やその関係者のみなさんが、スカっとするような、清々しい展開も盛り込んでくれなければ、私の身体が持ちませんです、はい。
悪いやつには罰を
韓ドラの悪いやつらは、だいたい検察のお偉いさんとか、腹黒い政治家と深くつながっております。そういう人たちにお金を渡し、「ちょっと頼むわ~、はっはっは」なんて言っておけば、例え殺人を犯して捕まったとしても、簡単に釈放されてしまうのでございます。そういうわけで、韓ドラの中に限って言えば、韓国の警察というのは正常に機能しておりません。ドラマのストーリー上、多少はそういうのがあった方が面白いかもですが、やはり警察は正義の味方でなければ!弱者の主張がことごとくもみ消されるのは、悲し過ぎますがな。
裏切ったヤツにはしっぺ返しを
先にも出てきましたが、お金に心が動き、簡単に仲間を裏切ってしまうヤツが多いのですが、こういう場合、すごくわかりやすいしっぺ返しが無ければいけません。いくら改心して謝罪をしたからと言って、簡単に許すのは納得いきません。ここはやはり、「ほら見たことか!」と思えるような、爽快なしっぺ返しを!迷惑を被った主人公が良い人過ぎて、なんでもかんでも許してしまえるなんていうのは、ドラマとしては美しいように見えても、ワタクシ的にはぜんぜん面白みに欠けます。
半沢直樹の倍返しを
韓ドラって、とにかく最終回までは、悪いやつらが優勢な場合が多いですね。立ち向かっていく方は「これでもか」ってくらい打ちのめされます。最終回でドカーンとやっつけ、たまった鬱憤を晴らす方がスッキリ感が大きいということなんでしょうかね。日本で、半沢直樹のような作品が高視聴率なのは、けっきょく人間って、そういうキャラを求めてるってことではないかと。とても強い正義の味方が、悪者に倍返しするのを望んでいるのでは?苦しい状況の時、必ずこの人がカッコ良く解決すると、最初からわかって見られる方が、単純ではあっても、絶対に良いと思うのですよ。「今度はどんな風にやっつけてくれるんだろ」と、ワクワクしちゃいますからね。
わかりやすいのがノンストレス
「なんでストレスなのに見てんだよ」と思われるかもしれませんが、あくまでも、「どんでん返しが多過ぎるドラマ」の話で、全てがそうだというわけではありませぬ。わざとらしくて白々しい結末になると思いながらも、ついつい韓ドラを見てしまう中毒人間の私は、あまり難しい展開は好んでおらず、単純でわかりやすいのが好きなのです。どんでん返しがあるというなら、強者よりも弱者が・悪者でなく善人が優勢になるような、気持ちの良い形勢逆転を望んでおりますです、はい。